旦那様と奥様です!
「あっちも相当亜紀のこと好きみたいだね」
なんのことか分からなかった私は浩介の目線がある方に顔を向けてみた。
「あ・・・」
そこには汗だくの翔がいた。
え・・・もしかして走って来てくれた?
翔は息を整えてから観覧車を見上げてキョロキョロしてる。
きっと私を探してる・・・。
そう思ったときには私の体は動いていて翔の方を見て
「翔ーーー!!!」
って叫んでいた。
窓は締まっていて私の声なんて聞こえないはずなのに翔は私のいる方を見てくれた。
それだけで何故か私は泣けてきて涙を流してしまった。
観覧車のゴンドラが地上に着くまで私はずっと泣いていて浩介は特に何も言わなかった。