禁断の恋はじめます
近づく真実
あいつはきょうだいだから無理だろ


  ちがうよ


きょうだいとして
育ってきたから無理なんだよ



私と啓吾が近いようで遠いことを認識する。


「朱奈?」

勇樹に呼ばれて慌てる私



なんて答えたらいいのか
考えられなくて
勇樹の胸に顔を埋めて誤魔化した。


「朱奈……」


「ん?」


「これからは俺のことだけ…
応援してくれるよな?」



「うん……。」



「よかった……。
チャンスは逃したけど…
愛はここに……俺のここにある。」


勇樹の優しい指が私の髪の毛を弄んだ。



「絶対…離さないから……」



勇樹の声が違う人の声のように低く聞こえた
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