禁断の恋はじめます
先輩を見送って
俺は部屋に戻って


大声で泣いた。



朱奈を愛してる
それだけじゃない


俺に対しての 最後の
花むけだと思った。
先輩の情け深さに 泣けてきた。


なんて俺はちっぽけなんだろう……。


朱奈を忘れたくて
酒におぼれて こんなありさまな俺と


朱奈を愛してるから
想いを遂げさせたいと
背中を押す先輩と……。



最期の時まで朱奈と一緒にいられる



そう思うと
不思議に安らぐ俺がいた。


優しい時間はもうすぐ
確実におわるけれど
最期の瞬間まで この命

悔いなく・・・
終わらせようとそう誓った。



「先輩・…ありがと…ございます…。」

そうつぶやいて
ベットに横たわった。


「なんだかすごく疲れたな…。」

俺は目を閉じてすぐに
幸せな
夢の中に吸い込まれて行った。
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