いじめ。―story―
ガラッ
みんなの視線がドアに集中した。
何、来たの?
入ってきたのは、大人しそうな顔してる。
見たことないし、こいつが転入生?
「梓、ナメてんのか」
「ごめん~!!おっかしーな、聞き間違いかな」
全然違った感じじゃん。
真面目そうだしさ。
「名前なんていうの?」
「沼田美咲です…」
智弥を見てすでに怖がってるし。
マジで違うじゃん。
「名前は同じなんだけどな~…。ごめん、朝陽」
「ま、いっけど。とりあえず安心したわ。」
真面目でなければ、不良でもない。
一番使いやすいじゃん。
あたしは席を立った。