弱く儚いモノ達へ




キョロキョロ辺りを見渡す忠義。
   

「どうしてん?」


落ち着きのない忠義に声をかける。
   

「なぁ。章大は?」
   
「そういえば見てひん。」


辺りを見渡す博貴。
  



「今度はあいつかよ。」



溜息をつくすばる。
   

「そういうこと言うたるなや。僕ちょっと見てくるわ。」


森の歩へとかけていく信五。





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