白虎連合最終章
エレベーターに入り、ゆっくりと登って龍の部屋がある階へ。
そこに辿り着くとインターホンを鳴らした。
早めに来たけど大丈夫やんな?
あ、でももし寝てたらどうしよ。
「またヤクルトのおばちゃんって勘違いされたら嫌やなー」
呟きながらとりあえず待つ。
すると扉が開いて、
「だーから、新聞は断って……あ、ゆいさん」
「関西新聞いかがですか」
「いや、遠慮しときます」
どうやら寝ていたわけでは無いらしい。
髪は珍しくストレートのままで。
新聞の人と間違えられたのは、ちょっと残念過ぎるけど。
「早いっすね、」
「なんか良心的なタクシーが送ってくれたんよ」
「はい?」
ま、無事着いたというわけで。
お邪魔します。
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