好きって 分かった瞬間。
帰りみち。

携帯にメール受信中の文字が映った。


音楽が鳴るまえに あたしは

真ん中のボタンを押した。

そのメールは翔くんからだった。

『もち何個拾った?』
嬉しくて、すぐに返信しとしまった。
『3個...(泣』

『可哀想に...わし結構たくさん拾った。』

翔くんは 自分のこと たまにわしって言ったりする。

ちょっと変わってるのかな。

『翔くんに貰えばよかったよ(笑』

『あげたのにー。』

『貰えばよかったー。』

『あかり、可愛くなったな。』
その いきなりの言葉に
心臓が どきんってまた、動きだした。

『ありがとう。翔くんに言われると嬉しいよ。』

そう、翔くんにメールを打った。 ここから、恋は始まった?


違う。もう、恋は始まっていたんだ。 あたしが気づく前から。
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