ショートケーキ
「あ・・・あの、俺・・・じゃなくて、私、神谷桐蔵と言います。
神谷盛蔵の息子で・・・って、あの-。花音様?」

「ふぇい???」

奇声を発しながら自分の顔に可愛く手を添えてみると・・・

「・・・わぁ。」

手の感触で分かるぐらいだらけている・・・。

軽く咳払いをして、今更ながらクールを装う。

「・・・その、桐蔵さん。こんな夜遅くに何のようですか???」

「は・・・はい。あの、私、明日から花音様の秘書になる者です。」

「ひ・・・・・・秘書ぉ!!!??」

秘書って、

お偉い会長さんとかについてる

眼鏡とかかけてて

いっつも書類持ってる

切れ者-------!?

< 32 / 40 >

この作品をシェア

pagetop