花には水を
驚いた顔を見せる瑞穂。
私は少し微笑んだ。
「ありがとう、瑞穂。」
クラスの中がざわついた。
あー、これはちょっと女子から恨まれるかも。
瑞穂の手から、自分の手を退けた丁度に、チャイムがなって先生が入ってきた。
瑞穂は、小さく「じゃあ」と言いながら私に顔を向ける事はなかった。
あれ?
手握ったの、やっぱ図々しかったか?
まあ、そりゃ友達だし。
彼女に握られる方が嬉しいよなー。
悪いことしたな、あとで謝ろ。