花には水を
女の人の隣にいる男の人は、俺にとっては叔父さんである。
木立 克海は、俺が小学生の時に何処かへ消えてしまった。
そんな叔父さんは、俺にとっては不思議そのもので。
いつも、いつも。
かなしそうに笑っている叔父さんが、俺の目には映っていた。
" ねぇ、叔父さんは悲しいの? "
小さい俺には、何処までが言っていいことかとか。
踏み込んでもいいものなのかとか、考える頭などなく。
疑問に思ってたことを有りのままに伝えてしまった。
" 連には、俺が悲しそうに見えるんだね。 "
だって、笑ってても目が瞳が、全然笑ってないから。
" そうだな、連。ひとつ言えることがあるならね、愛おしい人が出来ればわかるかも知れないけれど… "