花には水を
私はあまり彼が好きではなかった。
持っている力を出さずに、こんな普通な場所を受けるなんて勿体ないとか思わないのか。
頑張っても、辿りつけない人達だっているのに・・。
そんなひと達にとったら、彼は羨ましくそして憎らしいだろう。
そんな風に考えていたころ、廊下を歩いていると急に誰かにぶつかった。
それが、瑞穂だった。
よく漫画とかであるようなパターン。
彼は、転んだ私に手を差し出した。
だけどその手をつかむことはなく私は、一人立ち上がり目を丸くさせた彼の前を平然と通り過ぎた。
それから、瑞穂はその中学でもまた才能を開花させていった。