ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
「ほお、それは嬉しいな。ではお近づきの記しに、一席設けてもいいかな?」

「鈴木さん、それでしたら私どもで設定させて頂きますので…」

「まあ今回はこっちでいいじゃないか。おたくとは長い付き合いになるわけだしな」

「はあ」

鈴木さんが手帳をめくり出したので、その隙に隣の阿部さんの横顔を覗いた。

阿部さんはほぼ無表情だった。よく見れば困ってるような…、あるいは怒ってるように見えなくもない。

「早速で申し訳ないが、明日はどうだろうか?」

「私は大丈夫ですが…」

と言って阿部さんは私の方を向いたので、「私も大丈夫です」と答えた。

「よし、決まりだな。酒が飲めない阿部さんには気の毒だが、引き継ぎという事で、今回はお付き合いください」


へえー、阿部さんってお酒飲めないんだ…
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