灰色の雲
休み時間、

沈黙を作らないように話を作る。


隣の席のリナに話し掛ける。



「疲れたー、

今日も昨日みたいに

早く授業変わんないかなー?」



あたしのクラスは

ビジネス系の学校だからか、

男15人、女10人の小クラス。



気の合う友達はいないけど、
みんなと話せる程度ではある。




リナもあたしと同じで、

クラスとはノリが違うらしい。



そこで気が合えば良いんだけど、

あたしとリナも

性格が合うわけではない。





多分お互いに思ってる。



こうして話しながらも

つまんないって。
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