先輩・・・・・なにがあっても大好きです。
「なんでそう思うの?」

めぐ姉って人の心を読む才能なんてあったっけ?

「なんで?って・・・繭花の顔から『あたしはこれからどうしたらいいの?』みたいな顔してる。そういえば、今まで繭花は忘れてたから言わなかったんだけど・・・佐藤君が入学してきた頃ものすっごく生き生きしてたけど・・・・繭花に忘れられてから目が・・・・死んでる。」

あ、・・・・亜紗美も言ってた。
あたし、悠斗君を苦しめてるの?

「それに・・・・あたしと一緒の陸上部なんだけど・・・タイムが伸びなくて・・・逆にダメになってる・・・お願い!佐藤君の事思いだして!!!!」

めぐ姉・・・・・やっぱり、あたしが忘れてる事でいろんな人を傷つけてる・・・・

「・・・・なーんて言って思いだしたらとっくの前に思いだしてるか?ゴメンね繭花。」

「いいよ。気にしないで」

キーーーーーーン
頭が・・・・
キーーーンキーーーーンキーーーーーン

頭が痛い・・・・
「めぐ・・ね・・・頭痛いから寝るってママに言っといて・・ご飯も・い・・らな」

バタン!!!!!

あれ?目の前が・・・真っ暗。

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