二重世界
「消し飛べ!!」


「ぐああぁぁぁ……!!」


亮二が男を投げ上げると、上空に闇が現れ男を飲み込んだ。あたかもブラックホールに吸い込まれるように。


そして、2次世界が晴れていく。


「はあっ、はあっ……。あいつ‘思念具現化能力'って。思った事を具現化出来るって事か?これなら、ヒロミを守れる……!」


亮二は息も絶え絶えに、須原の下に歩いていく。


「部長……。ケガ治せんのかな?……ち、ダメか。よくわからねえ…能力……」


亮二はそのまま倒れ込んだ。そして亮二と部長は数分後、グラウンドで倒れていた所を発見され、病院に運ばれた。


それを見ていた人影が……


「beautiful……。藤堂、君の強さは美しい。片瀬の体も美しい。ずっと見ていたくなるな。それにしても‘憑(ひょう)'の醜さは目を逸らしたくなる」


沢崎である。
さらに遠くから、この光景を‘青い目'が見ていた。


「目覚めたか‘赤い目'が。でも‘いかにも燃えてます'ていう赤い炎よりもさ、静かに燃える青い炎の方が熱いんだよ。そっちの方がヒロミの心に響くと思わないかい、亮ちゃんよ?」
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【名前の記憶を忘れるな。誇り高き血を忘れるな……】 魔界歴K-8012年。 魔界を統治していた魔王の死後、魔界の覇権争いは熾烈を極めている。 現魔界は、大国の称号である‘グレイド’が三国、中規模国家の‘メディオ’が八国、そして最小単位の国々‘ゼモル’が、各々魔族の本能である闘争の血をたぎらせる戦乱の世。 北の大陸に魔界一の領土を誇る【ロジ】、東の大陸には竜の国と呼ばれる【ゲルメニ】、南の大陸には平和の国【フロティア】という、それぞれの大陸にひとつのグレイドが存在していた。 舞台は八国のメディオのうち、実に五国ものメディオが存在する激戦の地、南の大陸グレナダ。 メディオ・アバルの端にある五ゼモル分程の面積を持つ‘魔獣の森’。 そこは毎日血で血を洗う戦いが繰り広げられる弱肉強食の森である。 強者のみが生き残るこの地に、ある赤子が産声を上げた。 その者の名は、ジード・エルナーク。 呪われた宿命を背負ったジードが、自らの運命を変えるために立ち上がった。 そしてジードを中心に、魔界全土が動き出す。

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