先生のバイク ~side先生~
「まじで?」

嬉しかった。

バイクの後ろに女を乗せるのは、沖野さんが初めてだ。

「しっかりつかまってろよ。」

「・・・はい。」

沖野さんは、顔が真っ赤だ。

「照れてたら落ちんぞ。」

「・・・はい。」

「行くよ!」

「はいっ!」
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