Kiss★恐怖症
「見つけた…っ…」
息を切らして走ってきた彼こそ。
「…げ、兄貴…」
「見つけるの早いよーっ」
そう。
「直樹…っ!」
まさしく、私が好きな神谷直樹だった。
まだ距離はあったけど。
それでも直樹だということは、しっかりと確認できた。
これで助かった。
と、思ったのは束の間で。
「春ちゃん、逃げるよ!」
「ラジャー!はい!星蘭さんも一緒に逃げるよー」
「えっ…ちょっと!」
私は春樹くんに手を引っ張られた。
その後ろから直樹が追いかけてくる。
人混みの中での鬼ごっこ。
お互い見失いそうだ。
「春樹くん、離して!」
「だめ。兄貴がいなくなるまでは離さない」
逆に私の手を掴む春樹くんの手は、力を少しだけ増した。
………それなら。
「はーなーしーてーっ!」
私は立ち止まり、力いっぱい体重を後ろにかけた。
さすがに全体重には引っ張られるようで。
「ちょっ…星蘭さん!」
私たちが立ち止まってる間。
私たちと直樹の距離は徐々に縮まっていく。
息を切らして走ってきた彼こそ。
「…げ、兄貴…」
「見つけるの早いよーっ」
そう。
「直樹…っ!」
まさしく、私が好きな神谷直樹だった。
まだ距離はあったけど。
それでも直樹だということは、しっかりと確認できた。
これで助かった。
と、思ったのは束の間で。
「春ちゃん、逃げるよ!」
「ラジャー!はい!星蘭さんも一緒に逃げるよー」
「えっ…ちょっと!」
私は春樹くんに手を引っ張られた。
その後ろから直樹が追いかけてくる。
人混みの中での鬼ごっこ。
お互い見失いそうだ。
「春樹くん、離して!」
「だめ。兄貴がいなくなるまでは離さない」
逆に私の手を掴む春樹くんの手は、力を少しだけ増した。
………それなら。
「はーなーしーてーっ!」
私は立ち止まり、力いっぱい体重を後ろにかけた。
さすがに全体重には引っ張られるようで。
「ちょっ…星蘭さん!」
私たちが立ち止まってる間。
私たちと直樹の距離は徐々に縮まっていく。