Kiss★恐怖症
「ね、ちょっと神谷くん!!」
小さい声で、神谷を呼ぶ莉子。
「え、なに?」
同じく小さい声で、身体を動かさず返事をする直樹。
「F組まで広がってるの、気付いてた?」
「いや。今知った」
全然気にしてなかった、という答え。
こんなやりとりは、緊張MAXの星蘭に聞こえているはずはなく。
「私と直樹が付き合ってちゃ悪い?政也には関係ないことでしょ」
声の震えに堪え、強気でいく星蘭。
そう。
政也には関係ないこと。
私の目の前で、足を止めた。
ずっと目が離せない。
「別に俺、悪いとか言ってねーし」
言い返す政也。
後ろから見ている2人には、身体が震えてる星蘭がはっきりと見えていた。
だが、下手に口を出すことができない。
小さい声で、神谷を呼ぶ莉子。
「え、なに?」
同じく小さい声で、身体を動かさず返事をする直樹。
「F組まで広がってるの、気付いてた?」
「いや。今知った」
全然気にしてなかった、という答え。
こんなやりとりは、緊張MAXの星蘭に聞こえているはずはなく。
「私と直樹が付き合ってちゃ悪い?政也には関係ないことでしょ」
声の震えに堪え、強気でいく星蘭。
そう。
政也には関係ないこと。
私の目の前で、足を止めた。
ずっと目が離せない。
「別に俺、悪いとか言ってねーし」
言い返す政也。
後ろから見ている2人には、身体が震えてる星蘭がはっきりと見えていた。
だが、下手に口を出すことができない。