知らず嫌い..
走ったせいか疲れたから席に着きたかった私は
あえて先生に聞かず、近くにいた男子に訪ねた。

「あの~・・・・」

「・・・・・・・」
聞こえてなかったのだろうか?
もう一度声をかけた。

「あの・・・・??」

すると彼はこっちをにらんできた。

「……なに」
うわー・・・めっちゃ怒ってる。

「私の席どこかわかりますか…??」

「は? しらねぇし。それに 俺、お前の名前しらねぇし。」

なにこの人!!!
初対面なのにそんな口の聞き方しかできないのっ?!
けど、早く席に着きたいから名前を教えた。

「如月りさ…。」

「ふーん。如月りさかー。ふーん。」
何なのこいつ!!!
なんか キライかも…!!

「早く教えてくれないかな…?」

「俺の前の横の前。」

「え…っと…右?左?」

彼ははぁー…。とため息をついた後

「右」

とだけ答えた。

「どーも!ありがとっ!」

そしてやっと席につけた。
そして やっと新しいクラスの人たちも登校してきた。

前の子と早速友達になった。

「私 あやこ! 名前何-??」
「私はりさ!よろしくねー」
元気そうな子と友達になれた。

「りさー。かっこいい人いた―?? あたし今年こそは彼氏作りたいのっ」
「うーん…。まだ 他のクラスの人見てないからな…。でも 超苦手な人ならいたよ…。」


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