七不思議な彼女
「てかさぁ~お前、ホントに記憶喪失か?」

「なぜです?」

「料理とか普通にしてるし」

「甘いですね京介さん…料理は頭で覚えるものではなく、身体で覚えるものなのだよ!」



ここでビシッって指を立てる…決まった!って、あれ?



「何言ってんだお前?」



何ですかその目は!まるで痛い子を見る目!



「そ、そうだ京介さん!さっき言ってた彩夜って誰です?…もしかして彼女さん?」

「いやいや、ただの幼なじみ」

「ほほぉ~、そのわりにはなかなか興味深いことを言ってましたが?」

「ち、違う!あいつはホント~にただの幼なじみ!」



よし!うまく痛い子から逃れた!



「どうですかねぇ~」

「あぁ~もう!!」
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