Spring wind〜大切な日〜
あたしはスエット姿だったから

急いでニットとショートパンツに着替え、ブーツを履いて

さくらづつみ公園へ走った。



「ハァ…ハァ……。
あっ、いた!小川!!」



あたしは家からずっと走っていたから

すごく息切れをしていた。



『おぉ!走って来たのか!?』


「まぁね。 ちょっと疲れた。」



あたしがそう言うと、小川は1人で大笑いしていた。


小川は、あたしを気にかけてくれたのか

息切れしているあたしを休ませてくれた。



「フゥー。 もう大丈夫だよ。
ありがとね♪」


『いやいや。 こっちこそ急がせちゃってごめんな。』



そんな事を言いながら、あたし達はずっと話していた。



『あっ!写真。
はい。 俺と西野が思うカップル撮り☆』


「あっ、ありがとう!!
でも、ポーズがよくあったよね☆」


『あぁ、あの時は本当びっくりした。』



あたし達は写真を見ながら、またしばらく話していた。


< 46 / 51 >

この作品をシェア

pagetop