Cygnus
天候のせいか
いつもは人が多い店内も

今日は
がらんとしていて


数人しか客がいなかった



彼女を探しながら
ゆっくりレジへ向かう



…いない…か…?




半ば諦めかけ始めた時


「お疲れ様でした―。」


聞き覚えのある声に
目を奪われた



いた!



一気に気分が上がってくるのがわかる


「紗季ちゃん。」


彼女が気づくよりも先に
声をかけた
< 115 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop