Cygnus
こんな大雨


帰宅するのも
大変なんじゃないか…?


時計を見ると
午後6時を過ぎたところだった



もしかしたら…




そんな淡い期待を
抱いて


俺の気持ちは
彼女でいっぱいになっていた






今まで
避けていたのに


一度会うと

こんなにも簡単に
会いに行けるものか…


自嘲ぎみに鼻で笑って


アクセルを踏んだ
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