Cygnus
「またかよ?」


「うん。」


「…好きな女でもいるの?」


「…まぁ。」



「えぇ?!」



サラリと返された言葉に

俺は思いっきり芳史の顔を見た


「うるさい。」


機嫌悪そうに俺を横目で睨む


意外だった


芳史は昔から星ばっかり見ていて
女に興味が無かった



容姿は俺と同じくらいに恵まれてる

でも
極端な性格で
なかなか女たちは寄ってこなかった

それなのに…



「マジで?」


「…話すんじゃなかった。」
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