Cygnus
「おい!早川!」


不意に学食内に響いた声に

顔を上げた


早川…



声のした方に目を凝らす


…いた…



男女数人のグループの中心に
早川は座り食事をしていた



何やら話が盛り上がっているようで

こっちまで
笑い声が聞こえてくる


その笑顔に
芳史を重ねずには居られなかった


「俺魚嫌いなんだよね。
そっちは何食ってるの?」

聞こえてきた早川の声



“俺、魚嫌い。文孝は何食べてるの?”

重なるように
頭に響いた声に
全身に鳥肌が立った
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