特別短編集
「なあ、いいかげん俺の事好きになれよ」


驚きと戸惑いで何も言えなかった。


「ゆっくり攻めるつもりだったけど、もう限界だわ」

立っていた私を引き寄せると、そのまま隣に座らせた。




「本気の奴に『他の人にモテればいい』みたいなこと言われて、」

「俺がどんな気持ちだったと思う?」




吐息がかかりそうなほど近くで言われ何も出来ないまま。



「あの、」

「しかも、今日告られてたろ。裏庭で」

「…え、なんで」


やっと出た言葉も遮られ
その内容に驚いてまた何も言えなくなった。


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