らぶCALL(仮)



「‥で。相談ッて??」



私から話を切り出した。



「俺、好きなヤツいるっつったぢゃん?」


「ぅん」


「1こ上なんだよな」



「そなんだ。‥‥だから、ぁたしなのかぁ☆」


納得。

ぁたし1こ上だもんね!


分かるなぁ~
空羅の気持ち。


好きな子と同じような立場の人の意見とかアドバイスってほしいよね。


ためになりそうな感じで。



「でもそいつ彼氏いんだ」



空羅わそれからこっちを真っ直ぐ見て‥‥


「俺に近いヤツの彼女なんだよ、そいつ」




何も、言えなかった。


真っ直ぐこっちを見つめる瞳で見られたら、言葉失うよ‥‥‥



「だから、俺わ叶わないんだ」


って苦笑いした空羅を見て、やっと口が動いた。



「そ、なんだ‥‥」



びっくりした。

空羅ってあんな目で見ることぁるんだ‥


真っ直ぐ見つめられた瞳わ力強くて、目を逸らしたいけどそらせなくて。


だけどずっと見ていたらその瞳に吸い込まれそうで。


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