空の向こう側

決意のとき













「夏っ!?」



俺を見て、克也は驚きの声を上げる。




まぁ、そりゃそうだよな





今の俺の姿はボロボロなんだから…



「あぁ…克也、お早う。」




「お早うって、どうしたんだよお前!!」




どうしたって?




何がだよ?




「別に、普通だけど?」



「その姿で何が普通だよ!姫さんが抜け出してから大学来てないと思ったら…。

今まで何やってたんだよ!!」



その姿




それは、きっとこの葉っぱが着いたボロボロの格好のことだ







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