空の向こう側

信じられない、的な顔をする克也。



まぁ、当たり前か





「え?えっ…えぇ!?姫様に…告られた!?で、お前は何て答えたんだよ!」


「それは…。」




俺は全て話した。




あの日の出来事から、沙羅と秘密で会ってた事





それから、サヨナラの意味ーーー





「じゃあ、姫さんは夏の返事を聞く前に…サヨナラって言ったのか?」


「あぁ。」



無理に作った笑顔で




俺にそう告げた。




「んなの気にすんなよ!もう一度会えばいいだろ!」




「来なかったんだよ、約束の場所に!」






< 225 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop