空の向こう側
俺は半ば怒鳴っていた。
克也は驚いて一瞬止まる。
「昨日一日中…ずっと待ってた。けど、来なかったんだよ!いつもの時間になっても、どこ捜しても…。」
アイツは来なかった
そりゃ、あんな事があった後じゃ無理かもしんないけど
嫌な予感がしたんだ
来なかったら、二度と沙羅は俺の前に現れないような気がして…
「けどまだ昨日だけだろ!?明日には…一週間後には普通に来るかもしんねーじゃん!」
「でも「失礼。」