空の向こう側
その言葉を聞いて、俺達は頭が真っ白になった。
「何だよそれ…。」
もう会わない?
勉学に励め?
「意味分かんねーよ!!」
いつの間にか、俺は環に掴みかかっていた。
「夏!」克也が止めに入るが、それを振り払う。
「ふざけんなよ…何勝手な事言ってんだ。会わないなんて、ソッチで勝手に決めてんじゃ「いい加減にしなさい!!」
環の怒鳴り声に、俺は一瞬怯んだ。
「姫様の気持ちも、考えなさい。」
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