空の向こう側

は?



「従うも何も、俺に出来る事はそれしか無いだろ?」




そうだ




俺が沙羅の為に出来る事は、それしか無い





ジャリーー何かの足音が聞こえたと思ったら





左頬に痛みが走った。





「っ!」


殴られた、そう分かった時には



俺は受け身も取れずに尻餅を着く。




克也は更に追い討ちをかけるように、俺の胸倉を掴んだ。




「っ、何すんだよ!」


「それはコッチの台詞だっつーの!!」





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