きいろい青空【完】




「花恋さん!!やめなさいっっ」



たくさんの先生が駆けつけて、ふたりがかりで押さえつけようとする。



そして、連れて行かれる。



わかっている。


生徒指導室へ連れて行かれるくらい。




「離せよーーー!!お前なんか…っ!!」




なぜか、涙が溢れてくる。


大粒の涙を流しながら…


叫んで暴れた。





あんなやつ、本当にいなくなればいいんだっ……!!



本当に…。







また、やってしまったと思った…




こんなことしたら…あいつは…。



傷ついて、悲しむだけだ。



直輝に迷惑かけるだけ。






そう、わかっているのに-----。










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