きいろい青空【完】
直輝*
「好きな人できたっ」
「えぇ~。またぁ~…」
俺は、自分の部屋で勉強をしている。
それを完全無視して花恋は話している。
俺のベッドに寝っころがって。
「で、今度は誰なの?」
花恋は初恋をしてから、何回も恋をしている。
そのたびに協力。
「3年の、颯センパイ…」
花恋は、ほっぺを真っ赤にして言った。
カワイィな…
もう、嫌になるな。
こんな可愛い顔して、他の男の名前を言うなんて。
「うわっ!アイツなの!?」
「何その反応!アイツとか、言わないで!!」
花恋はちょっと怒った。
「ゴメン、ゴメン」
でも…
ハヤテ先輩だよ?
それは、ヤバいだろー……
楠木颯。
(クスノキハヤテ)
学校で№1のチャラ男!!
ナンパ男!!
毎日、違う女をよこに連れて廊下を歩いている。
そんな男なんだよ?
でも、もうしょーがないっか…
花恋は恋をしてしまったんだから。