誰よりも、君がすき。
正直好きだったことは
一度もなかった。


毎日くるメールにも電話にも
ウンザリしてた。


心配して家にきてくれた時は
少し嬉しかったけど、
10件の着信をみたら気持ち悪い
って思った。


キスされそうになったときも

結局は結城と芹沢を
重ねてたわけで。


「ご、ごめんなさい。」


クラス中の視線が私達に
集まる中、そっと結城は私から
身体を離した。


「俺は、ちゃんと好きだった。」


そういった結城はあのころと
かわらず顔を真っ赤に染めていた。


私は。


私はこんなに素敵な人を。


傷つけてしまったんだ。
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