誰よりも、君がすき。

「ふざけんな…そんなの
納得いかない」


私に掴みかかったのは
森崎さんでも、その他の
女子でもなくて



…智子だった。


「私が振られるの見て、
笑ってた?何が私も芹沢くんが好き。
よ?あんたみたいなやつ…」


「やめとけ」


智子の腕を掴んだ芹沢に
私はガクン、と膝をついた。


き、聞かれてたの?


「悪いけど、浅野の気持ちには
答えられないから。」



「わ、分かってるよ。」


冗談だよ。って言おうとしたのに
口が動かなかった。



どうして?



森崎さんがいくら
芹沢を好きっていったって。


芹沢の前で腰をくねくねさせて
馬鹿みたいに甘い声を出したって。


気持ちにこたえられない、
なんていったことないじゃない。


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