Out-of-Eden―禁断の果実―
私が柊斗さんの何の関わりもなかったら睨んでると思う。



普通な女子高生で私は何の地位も持ってなくて…。




そんな私が荷物を持ってるなんて申し訳ない。



「自分で持ちます」

「林檎さんはもっと我が儘を言ってもいいっスよ?」




そう言ったのは那智さんで、余計に自分がイヤになった。



みんなは柊斗さんの何かと私を思ってる。




ただの学校の先輩なのに…。


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