Out-of-Eden―禁断の果実―
「みなさん、私に気を使わないでください」



精一杯声を上げて言った。



震えていたかもしれない。




相手は不良なのだから、怖いと言えば怖い。




「俺らがそうしたいんスよ」

「そうっス」

「でっでも…」

「いいんだよ~」



茅さんまで持ってくれてる。



茅さんは幹部で偉い方なのに、私はなんて世間知らず。

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