Out-of-Eden―禁断の果実―
お姉ちゃんは遅いのにさくさく年賀状を友達に書いていた。




たくさん用紙があって羨ましかった。




私には書く人はユイと、今年は柊斗さんたち。




それでもお姉ちゃんの半分にも用紙は使わない。



「林檎書かないの?」

「あとで」

「ふ―ん…」




私は最近無関心という術を使うようになった。




私は幸せは壊したくない。


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