Out-of-Eden―禁断の果実―
二人はいいのかもしれない。


この無音の空気、空間。



この薄暗い部屋を毎日、過ごしているのだから。




「私…暗いの怖いです」



矛盾してるけど、カーテンを開けてほしいための口実。



「俺の横来い」



全然期待していた答えとは違う言葉が返ってきた。




柊斗さんは横を顎で指した。



「え…なぜ…」



そうなるんですか……?




ぼ~っとしてると、腕を強引に引かれて柊斗さんの横に座らされた。




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