Out-of-Eden―禁断の果実―
階段を下りて、柊斗さんに教えてもらった公衆電話で家にかけた。




「お姉ちゃん…私、今日は友達の家に泊まるね」

「え?私、寂しいな。今から言うところ来てくれない?」

「え……でも」

「今ね誰ま居なくて怖いし、食事だけでも相手がほしいの…」





寂しさが伝わってきて、




「わかった」と言ってしまった。




電話を切ったあと、




「林檎ッ」と叫び声を無視して走り出した。



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