Out-of-Eden―禁断の果実―








「俺らやっぱり要らなかったみたい~?」

「初めからそう言ってるでしょ、下の奴らにも知らせに俺らは帰るよ」

「へ~い」





二人の足音が遠く…そして消えていく





「林檎…」




私のところに来て、足に力が抜けたように膝を折り、柊斗さんは強く私を抱きしめる





「柊斗…さん…私は…」

「ああ」




私の言いたいことはわかってるような返事だった





「ユイに…騙されて、お金を稼いでいまし…た…」









< 327 / 414 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop