Out-of-Eden―禁断の果実―




数か月たってユイを忘れかけてきた。




前はふとしたことでもユイを思い出していた。




夜柊斗さんと出かけることは少なくない。



あの通りはお姉ちゃんの好きなブラント店がある。だからそれを買っていた私はお姉ちゃんを思い出すと同時にユイも思い出すのだ。



それがすごく悲しくて切なくて泣いちゃうこともあった。




でも今は平気。柊斗さんと居る時が一番楽しいの。


そうそれは思い込みなんかじゃないの…




でも私は…神様に見放されてしまった。




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