Out-of-Eden―禁断の果実―




近くの病院につれて行った。




医者の顔が見えると俺は総長という立場を捨てて頭をさげて懇願した。




「助けてください。コイツを…お願いします。死なせないでください」



下の奴らが驚いていたがそんなことどうでも良かった。



助かればいい。この立場など関係ない。




「この状態で助けることは…」

「お金ならいくらでも払います。コイツだけは見捨てないでください俺の唯一大切な…人です」




「わかりました。ですが後遺症は避けられません。それでもいいですか?」

「はい…」





手術中のランプがついた。




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