Out-of-Eden―禁断の果実―
ユイと別れてから家に帰らずいつものところで男たちを待つ。



「あの……」

「何、ヤッてくれんの?」



こんな寒い中私は何をしてるんだろう。



羞恥心なんてものは忘れてしまったのかもしれない。



羞恥心を忘れてしまっては…何も上手くできないと思う。





「どうぞ?」

「う…」


うえ…。



吐きたい…吐きたい



私が意識を失いそうになっている時、ユイは頭を抱えて心配しているんだろうか。



涙を流しているんだろうか。



私にはそうなっていてほしいと思う。



私のこと好きなら膝を抱えて後悔しているんだろうか…。





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