《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
とたんに珪はパッと顔を
輝かせて、




「おっ、そーか!

ったく、最初から素直に
受け取ればいいのに」




「何言ってんの。

珪が自分の部屋に自分の
マヌケヅラ飾るなんて
むなしい状況になるよりは
マシだから、もらって
あげるだけでしょ」




皮肉一杯に言い返して、
それからすぐ、あたし達は
同時に噴き出してまた
しばらく笑った。




ひとしきり笑って、
ようやく笑いがおさまった頃、




「それじゃ……そろそろ
オレ、行くな」



_
< 147 / 448 >

この作品をシェア

pagetop