君のウタ、僕のウタ。
ちなみに
何故寒い思いをして
こんな夜中に浜辺で
独り体育座りで
うずくまってるかと言うと…


さかのぼること
数時間前
友達??アユミとマキの2人と
カラオケ中だった
私にエイコから一本の電話。

「あのさ…
今日ご飯食べに行こうって言ったじゃん…」
「うん??」

「実はさ…2対2なんだ」

「へ??」

「いやだから…
海で花火で2対2」

「はっ…花火ぃ??
聞いてないよ…」

「だってそんなこと
言ったら来てくれないじゃん」

(まぁ確かに…)

「ねっお願いじゃっ!!」

プチッ…プープープ~ッ

「…」



要するにアレですよ…

今流行の??出会い系で
遊べる男の達をGETしたわけです。

男の匂いを嗅ぎつけたか??(流石♪)

歌ってる途中にも拘らず
エコーを効かせ

「今日花火するの??」

「うん」

「いいなぁ~私も行くっ!!」

「行く行くっ!!」

(まいっか…2対2より…)

「うん、じゃちょっと頼んでみる」


「連れてってもいい??」

「いいよ、いいよ、
じゃあっちにも連絡しとくね」

「はいよろしく」


「OKですって」

「やったーっ!!!」



てなノリで今
ここ浜辺にいます。


よかった…
2対2じゃなくて…
絶対、気まずかったっ!!

あんな頭の悪そうな人達…

きっと海に
捨てられるとこだった(苦笑)

所詮、狼達は
可愛い子か
ひと夏のアバンチュールを
楽しめそうな子
しか興味ないでしょ??。

まっ…連れて行った
二人はこの条件ぴったりっ!!

よかったよかった。

当然どちらにも
当てはまらない私は、
独り体育座りの刑ですよ。

という事で始まりましたっ!!
女子4対男子3の花火大会☆
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