レモン白書~チャラ男との命がけの恋~
そして、春。
桜が舞い散るこの門をわたしはくぐる。
真新しいブレザー。 ミニ丈のスカート。 胸元に揺れる大きいリボン。
この学校を受験するほとんどの女子生徒の目的はこの制服。
「仙崎さ~ん。」
愛しい声が聞こえてくる。
わたしの正面で大きく手を振ってくれている。
小さく手を振り返した。
嬉しくて。
恥ずかしくて。
幸せで。
勇気が持てたんだ。
この1年でわたし、もっともっと田代君に近付くって。
そして彼女に立候補するって。
「///……田代君おはよぅ。」
「おはよう。 仙崎さん俺ら同じクラスだよ。 今年もよろしくね。」
彼が満面な笑顔でほほ笑んだ。
わたしに向けられた最高の笑顔。
ドキドキと高鳴る鼓動。
もう胸キュンでこのまま倒れてしまいそう。