レモン白書~チャラ男との命がけの恋~

 「檸檬ちゃんはあいつが好きなの?」

突然の彼の言葉に我に帰る。


 「///…えっ。」


 「だから……昨日の……。」


 「気付いてたんだね。 もう4年目になるんだ。わたしの片想い。」


 「そうかっ。 あっでも俺諦めないから。」

早瀬君が立ち上がりお尻を叩く。(はた(く))

 「遠慮なんてしないからな。そんな時間俺にはないし。」


 「えっ。どう言う事?」


 「なんでもねぇ。 遠慮したりするのが苦手だってこと。だから、撤回なんてしてやんねぇ。 檸檬が誰を好きでもおまえは俺の女だからな!!」

早瀬君がニッと口角を上げる。



檸檬って呼び捨てにされて、俺の女って言われてどうして言い返せないんだろう。

なんでこんなにドキドキするんだろう。


 「ねっ。kissしていい?」

 
 「いいわけないでしょう!!」


 「檸檬のキャンディ食べたいなぁ。」


 「これあげるよ。」

手のひらに残っていたレモンキャンディを彼に差し出した。


太陽の陽がキャンディに反射してキラキラと輝く。






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