あふれる想い
それから数日たち。。。

教室にて。。。

「ミカリン。」

「こ、こ、浩介?!」

「菜摘!」

「涼までっ?!」

「よっ!お二人サン。」

隣のクラスにいるはずの浩介と涼がうちのクラスにいる!

「ど、ど、どうしたの?!」

驚きを隠せない菜摘と私。

「俺達の彼女に会いにきたのさ。」

って涼なにそれ?!

「ミカリン。放課後デートいこっ!」

「あっ!俺らも!ダブルデートな!」

「うん。」

言葉も出ない菜摘と私。

でも初デートの喜びをかみしめていた。

「じゃあな!放課後校門でな!」

って言い残して私たちのクラスを後にした。

「楽しみだね!」

菜摘が言う。

「うん。」

回りを見渡すと、なんかみんなに睨まれている。。。

「みんな私を睨んでるんだけど。。。菜摘。。。」

「そりゃ、そうでしょ浩介カッコイイし。」

「そっかぁ。」

みんなの視線を感じながらも、一日が無事終了。

「菜摘早くいこ。みんなの視線が痛い。」

「わかったから待って。」

菜摘を引っ張りながら速足で校門へ向かった。

数分待ってると、浩介と涼が来た。

「お待たせ。待った?」

と浩介。

「ううん。早くいこ。」

もう早く行かなくちゃ、みんなの視線が怖い。

「なにそんなに急いでるの?」

「美佳ったらみんなの視線が怖いんだって。」

「ははははっ。気にするな!俺がお前を守る。」

「ありがとう。」

「で、これからどこ行くの?」

「まぁついてこいよ。」

「俺らに任せとけ。」

なんかやけに張り切っているふたり、さてはなんかたくらんでるな。。。
< 12 / 24 >

この作品をシェア

pagetop